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評価:
ロッド・テイラー,イヴェット・ミミュー,アラン・ヤング,ジョージ・パル,H・G・ウェルズ
ワーナー・ホーム・ビデオ
(2007-10-12)
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この前、タイムマシンのリメイク版が、TVでやっていて、なんとなしに見ていたのだが、評判の悪さとは裏腹に、そこそこ楽しめたので、旧作も見てみたいと思い、買ってみました。
当然ながら、昔の映画なので、コンピューターCGも使わず、ミニチュアばればれのセットを使っていたが、それでも当時としては斬新な映画だったと思う。
タイムマシンは、全く動かずにその場でビデオの早送りのように周りを見ながらタイムトラベルすると言うところもこの映画に出てくるタイムマシンだけだろう。
ちょっと、モーロックが弱すぎるが、エロイ族が弱いので、強さのベクトルが現在よりも低いんだと自己解釈しました。発明家の主人公が素手で、モーロックを次々に倒していくので、そう解釈せざるを得ません。
最後の友人とのやり取りは、この映画のすべとを物語っている。余韻のある、エピローグです。これは、リメイク版でもありますが。
リメイク版の難しさは、どうしても前作と比較されてしまうし、前作ほどの新鮮さも無いので、やはり酷評になってしまう点。
しかし、タイムマシンは、旧作の言いたい部分はしっかりと補っていると思う。過去は変えられないが未来は変えることができるという事をきちんとフォローしている。
猿の惑星なんかは、ちょっと前作が偉大すぎて、リメイク版はひどかったが。
最近は映画にしろ、音楽にしろリメイク作品が非常に多く出ているが、エンターテイメント業界も,ネタ切れということなのでしょうか.