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評価:
宮城谷 昌光
中央公論新社
(2002-02)
コメント:商売の極意がここにあり
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たまたま古本屋に行ったら「奇貨おくべし」というタイトルを見かけた。
「奇貨おくべし」とは史記の中で、呂氏が言った言葉で、呂氏は商人でありながらも、秦の宰相になった人で、私はとても感銘を受けていて、もっとこの人のことを知りたいと思っていたので、早速買ってよんでいる。
現在3巻読み終わり、4巻目だが、かなり面白い。
彼が生きていた時期は、孟嘗君や 藺相如、白起、范雎など、時代が生んだヒーローたちが目白押しで、中国戦国時代のなかでは一番熱い時期だと、個人的に思う。
そういった人物が、どんどん登場してくるので、おもしろい。
三国志をよんで、中国史に興味を持った人には、かなりお勧めだと思う。
次はこの作者の孟嘗君を読んでみようと思う。