いつもベトナムから帰ってくると、一週間ぐらい、寂しさと余韻で軽く鬱になる。
いまも欝で、何もしたくない。
ベトナムから日本への便はいつも深夜で、ホーチミンの夜景を眺めながら空港に向かうときは、いつも涙が出る。
ベトナムでの、楽しかったこと、悲しかったこと、出会い、別れ、走馬灯のように頭の中を駆け巡る。
なぜ、涙がでるんだろう。おそらく、ベトナムには日本の昭和を感じさせる、懐かしさがあるからでは内科と思う。
昭和30~40年代の、夕日にそまる商店街のにぎやかさ、そのままの風景がベトナムにはある。
ホーチミンは近代化が始まり、高層ビルと、おんぼろの家のコントラストが、まさに昭和の東京だ。
今年の日本は、ちょっと寒いから、よけいにベトナムの暑さが恋しくなる。