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評価:
水野 俊哉
光文社
(2008-01-24)
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この本は、金持ち父さんシリーズ、7つの習慣などの成功本はかなり読んでいるが、結局何も変わらない、結局、成功本は金と時間の無駄か?と思っている方に、とてもよいと思います。50冊もの成功本の要点が入っていて、最終的にそれをまとめている、なおかつ難しくも無く、さらっと読めるけど、内容は濃いです。
最近はビジネス書籍のトップセラーは、かならず成功本というぐらいトレンドになっています。大体の本は、ポジティブシンキング、自己管理などかぶる部分も多いです。
しかし、成功本は参考書に過ぎません。受験生が参考書を読んだからといってみんなが大学に入れるとは、限りません。生かすも、殺すも自分次第。行動しなければ何の意味もありません。
ただ、自分にとって何が成功なのか?と聞かれたときに、すぐに答えられる人は少ないのでしょうか?
話は変わりますが、先週のアンビリーバボで、バイクの身につけるエアバッグ、hitairを作った人が出ていました。私もバイクに乗るので、用品店に行くとhitairは良く見かけます。へぇーと関心を示しながら、こんなの着なくても大丈夫だぜなんて思っていました。
しかしこの番組の中で、この社長は、バイク乗りの安全を守るという使命感のもとに、この製品を発明し、借金まみれで、当初は誰も興味も示さなかったのですが、ついに製品化し、現在に至っているが、まだ開発資金は回収できていないけど、全国からこのhitairによって命を守られたという感謝状が届いていて、それが財産だ、という内容だったのですが、私は心を打たれました。
これが、成功なんだ。決して金を人よりもうけることだけが、成功ではない。人の命を守ることに一生懸命になり、それを実現し、人々から必要とされる。
自分に課したミッションを達成し、やり遂げた社長の笑顔が、非常にかっこよく見えました。
何気なしに観ていたものには、こんなドラマがあったんだと、世の中は深いな〜。
バイク乗りの皆さん、これからは、hitairを見かけたら、この社長のライダーに対する愛情を感じてください。
話は脱線しましたが、とにかくまず自分の目標を立て、行動するのみです。